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【阿蘇野焼き】
熊本阿蘇の草原は厳しい環境の中、地元の方々と野焼きボランティアによって守られています。
それは阿蘇の美しい景観をだけを守るのではなく、生き物の生態系や水源など多岐に渡ります。また、野焼きによって地中炭素の蓄積が繰り返されることにより地球温暖化緩和につながるともされています。
野焼きは人々の手作業の歴史でもあります。
周囲への延焼を防ぐ防火線という無草地を作るために、機械の入れない急斜面は人の手によって草を刈り取ります。
火は長老や組合長の指示のもと風を読みながら火付け役「火ひき」の手によって付けられ、従事する人々の連携で野焼きは進められます。
阿蘇の大草原と先人たちの知恵、手作業の歴史によって、今もそこに暮らす人々の営みが守られています。




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